夏の休日、野菜と戯れる
夏は暑くて苦手なのだけれど、野菜がぐんぐん成長しておいしいものがたくさん食べられるから、夏がなくなるのは困る。
休日、開店と同時に生産者さん直売コーナーで野菜を物色する。
元気いっぱいの野菜を買い込んでお料理。
まずは山形の郷土料理『だし』っぽいものをつくる。
ネイティブヤマガタンであるKeyから作り方を聞いたが、聞いておきながら全く参考にせず自己流の『だし』をつくる。そして、肝心の酢を忘れ失敗。
「あ~、酢を入れないとちょっとダメかも・・・」とKeyが私の失敗を嘲笑う。
そして、わたくしroseがこよなく愛する野菜『とうもろこし』だ!
まるで、夫婦二人のとうもろこしをゆでるためにあるかのような、ル・クルーゼに二本のとうもろこし。ほんの少しの水で蒸し焼き。あま~いとうもろこしの出来上がり!
このビジュアルの破壊力たるや!
そして最後の料理、冷やし中華にとりかかる。
薄焼き卵は一番最初に焼いておいた。
具を準備し、麺をゆで、盛り付けてちょうどお昼。
至福のひと時、Viva、Hiyashi-cyu-ka!
テレビはタイミングよく『岩合光昭の世界ネコ歩き』を放映している。
膝に乗せた猫をなでる、農家のおじさんのごつごつとした手。
その手があまりにも優しく、いつくしみ深くにゃんを撫でるものだから、思わずじんわり涙ぐむ。
大盛の冷やし中華をすすりながら、テレビを見て涙ぐみ、たれの酢にむせる60間近の女。
ちょっと、怖い。