家にいること

久しぶりの連休。
父と母の病院通いと友達とのランチ以外、休みの日に出かけることはほとんどないインドア派の私は『おうちにいる』のはお手のもの。
一日目は掃除。シーツやデュベカバー、カーテンの洗濯。床掃除と家具磨き。
特に家具磨きは大好きです。長年愛用のワックスは、松の樹脂の香りが(好みのわかれるところですが)私にはとても気持ちがいいです。
家具にワックスを塗って、無心に磨く時間が心を落ち着かせてくれます。

二日目は『ひたすら刺繍』。 ひたすらは15時間に及ぶ時も・・・
刺繍も『ひたすらの家具磨き』同様、自分と向き合ういい時間を過ごせます。
このところの閉塞感。漠然とした不安。
家での時間を自分と向き合うために使って、心を整えてこの苦しい時期を乗り越えたいです。

人間は、まだ起こってもいない先のことをあれこれ考えて不安になる生き物です。
もうすでに不安が漠然としたものではなく、厳しい現実を目の前に突き付けられている方も多いかもしれません。
東京で暮らす三女も、もう一か月近く自宅待機。
自宅待機でお給料が4割カットとなり、国民がもらえる10万円は減収一か月分でなくなってしまいます。
それでも自分なりに、家籠り生活を楽しんでいる様子。
バスルームをピッカピカにしたり、時間をかけた料理と英語の勉強を頑張っている娘のたくましさに安心したり励まされたりします。


そして、今は亡き母方の祖母のことを、この頃よく思い出します。
その伝説は、本当の話とはにわかに信じがたいものから、何度聞いてもおかしくておなかを抱えるものまで様々です。
祖母は、いろいろな出来事をお芝居のように二役も三役もこなして話す人でした。
私に乗り切れるだろうか?とういう苦労話も、戦争中子供たちと山に逃げた話も、彼女にかかれば『Que Será, Será』実に軽やかです。

彼女のたくましいDNAを受け継いでいるんだもの、”Whatever Will Be, Will Be”
きっとなんとかなるでしょう。

Leo君。ねこはいつだってしあわせビームを放ってくる。