震災のこと

今日はずいぶんと暖かい日でした。
11年前の3月11日は寒い日で、地震のあと雪がちらついていたのを覚えています。
震災から11年目の今年、よく耳にしたのが『震災を後世にどう伝えていくのか?』ということ。

あの日雪がちらついていたことや、夜に見上げた星がすごくきれいだったことは覚えています。
震災後、初めて灯りが点いた時、隣の会社の社長さんと一緒だったことも覚えています。
その時『当たり前のことが、どんなにありがたい事なのか』を社長さんと話したことも覚えています。

でも、夜になって灯りをともせることを『ありがたい』と思っているかな?
答えはノーで、当たり前のことはもはや当たり前に戻ってしまいました。
電気で明るくしたり、暖かくしたり、涼しくしたりすることも、蛇口をひねればきれいな水が出てくることも、みんな当たり前に戻りました。

そんな風に、あの時の記憶がどんどん実感のない記憶になっていくのだから、『後世に伝える』のはほんとに難しい事です。

いつか私に孫ができたなら『自分の命は自分が責任をもって守るんだよ』と教えよう。
そして『そのことを自分の子供や孫にも伝えていくんだよ』と教えよう。